本日はヘブバンとエンジェルビーツのコラボ第三弾!
渕田ひさ子のストーリーイベント『Beautiful the Blood』について
・プレイ時間2000時間overのゲーム攻略実況者であり、
・歴代のKey作品をほとんど視聴&プレイしている熱狂的な鍵っ子のボクが
イベントのネタバレ振り返りや感想を紹介していきます!
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✅ストーリーネタバレ振り返り紹介
本イベントはAngel Beats!(エンジェルビーツ)の登場キャラ「渕田ひさ子」が主役のストーリーとなっています。
アニメ「Angel Beats!」本編では語られることのなかった彼女の過去などが判明するお話なのでぜひエンジェルビーツファンは目を通しておくことをおすすめします。
エンジェルビーツとのコラボでは他にもガルデモメンバーの
- 入江みゆき
- 関根しおり
もピックアップされています。
▼過去のコラボストーリーはこちらから
コラボ第一弾「入江みゆき」のイベントストーリー
コラボ第三弾「関根しおり」のイベントストーリー
①渕田ひさ子が月歌にベタ惚れ!?
物語は「謎の人物の回想」から始まります。
その回想では「まるでこの世を憎んでいる」かのような言葉が続きます。
一体誰の回想なのか、なぜこんなにも世界を恨んでいるのか、この段階では全くわかりませんでした。
とある日。
茅森月歌が目覚めるとそこは知らない学校の廊下でした。
コラボイベント第二弾も「いきなり目覚めて」物語が始まります。
その後すぐに仲村ゆり&立華かなでと再会し、31Aメンバーとも合流します。
ゆり曰く、ここは「エンジェルビーツ」の死後の世界にあった学園とのことでした。
また、キャンサーも前回と同様に存在し、セラフも使えたことから、
「今回も誰かの卒業のお手伝い」だということが予想されました。
一同がキャンサーを倒し終えた時、どこからともなく「ギターの音色」が響いてきました。月歌達は音の聞こえる方に向かいます。
音が聞こえる教室に入るとそこには「渕田ひさ子」がいました。
目覚めてからずっとギターの練習をしていたみたいです。
渕田ひさ子はゆり&かなで側の世界の住人で、ガルデモの元メンバーでもあります。ガルデモではリードギターを担当していました。
※ガルデモとは…Girls Dead Monsterの略。テレビアニメ『Angel Beats!』に登場する陽動部隊にしてガールズバンド。
ひさ子もなぜかデンチョを持っていてセラフを呼び出すことができました。
※ヘブバンとエンジェルビーツのコラボイベントでは2つの世界が交わっており、キャンサーやセラフ、そして舞台もそれぞれの世界で繰り広げられます。「誰かの卒業させるための世界」ということで結構、ご都合主義な展開もあります。
さっそくゆりは「次の生に向かうためには魂のありよう、つまり、次の生が楽しみかどうかが大切」と説明します。
そして「何か心残りや未練などはあるか?」とひさ子に尋ねますが、、、ひさ子は「ない」と答えます。
ひさ子自身、エンジェルビーツ本編の方で「卒業をしようとしていた」みたいです。なのでこの世界で目覚めたことに困惑していました。
また、ゆりやかなではともかく、31Aメンバーを警戒します。
キャンサーやセラフだの、世界のために戦っているだの…ひさ子からしたら意味不明でした。
そんなひさ子に月歌は「一緒にバンド演奏しない?」と誘います。
月歌はひさ子のギターを聞いて一緒にバンドをしたくてウズウズしていたようです。
しかしひさ子は「私は誰とでもいっしょにやるような人間じゃない」と断ります。
月歌が元プロのアーティストと聞いても「どうせ大したことない」と決めつけていました。
それもそのはず、エンジェルビーツ本編の死後の世界では「岩沢まさみ」という圧倒的な歌唱力とカリスマ性を持つ女の子とバンドをしていたからです。
ひさ子にとってその子以上のボーカルは存在しませんでした。
※岩沢まさみとは…ガルデモのボーカル。ひさ子とは死後の世界で出会い、ガルデモ結成前からタッグを組んでバンドをしていた。
どうしてもひさ子と演奏したい月歌の提案で軽音部の部室に向かいます。
そしてバンド演奏用のガッキをセットし終えると、前回「入江みゆき」から教わった「Crow song」を披露します。
月歌の演奏を聞き終えたひさ子は…。
「また会えた…。」と、月歌に抱きつきます。
月歌の圧倒的な歌唱力とカリスマ性を目の当たりにして、月歌を「岩沢まさみの生まれ変わり」と思い込んでしまったようです。
※エンジェルビーツ本編では、岩沢は自らの過去を乗り越え「満足して」次の生に向かいました。ひさ子は岩沢の卒業の手伝いをして、岩沢とは離れ離れになっていました。
誰の目から見てもひさ子は「岩沢まさみ」に依存しており、それを本人も自覚していました。岩沢のいなくなった世界で消えたつもりが、こうして岩沢の生まれ変わりのような存在、月歌に出会えたのがひさ子にとっては運命のような出来事でした。
「あたしは依存されていたから今度はあたしが依存する番なんだ」とひさ子は言います。その言葉の意味をその場のメンバーは誰一人理解ができません。
しかし月歌は「私は岩沢の生まれ変わりではないよ」と否定します。
また、話題を変えるために月歌は「なんでそんなにギターが上手いの?」とひさ子に尋ねます。
ひさ子の父はバンドを組んでいました。幼い頃のひさ子は父の影響でギターを始めます。そこからメキメキ上達していったひさ子はプロを目指します。
しかし「フロントマンに恵まれなかった」ことが理由でプロではあまり活躍ができなかったそうです。
※フロントマンとは…バンドの中心人物やリーダーを指す。
また、その話は「湿っぽくなる」ということで強制的に切り上げられました。
過去の話や未練の話があまりしたくない様子の空気を読んで、月歌は「一緒に遊ばない?」と誘います。
せっかく学校という舞台でこうして出会えたわけですから、月歌以外のメンバーも「スクールデイズ」というものを満喫したいみたいでした。
すっかり月歌を大好きになったひさ子は月歌の提案を快諾します。
その後は「リレーポエム」や「掃除道具を使ったホッケー」などで午後の時間いっぱい遊びます。
日が暮れるまで遊んだ一同はお腹が空いてきました。
なので購買部に行き菓子パンを食べます。
夜はそのまま教室で寝ることになります。
しかし寝具などがないので保健室に寝具を取りに行くことにしました。
月歌は意図的に寝具を取りに行く係になり、ひさ子を教室に残します。
あまり過去を話したがらないひさ子に気を遣った月歌なりの配慮でした。
寝具を取りに行く道中で月歌は「そっちの世界でのひさ子はどんな感じだったのか」ゆりに尋ねます。
▼エンジェルビーツ本編でのひさ子
- 岩沢まさみとバンドを組んでおり岩佐に心底惚れていた
- 「死んだ世界戦線」と共闘する立ち位置であり、主に陽動として「ゲリラライブ」をして生徒や教師の気を引いていた
- 岩沢は自分の過去にケリを付け、前向きに次の生に向かったが、ひさ子は取り残される形になっていた
ガルデモには岩沢とひさ子の他に「入江みゆき・関根しおり・ユイ」というメンバーもいましたが、ゆりの認識ではそれぞれが死後の世界を卒業したものと思っていました。
※岩沢&ユイに関してはエンジェルビーツ本編で無事に次の生に向かった描写があります。
※入江&関根&ひさ子に関してはヘブンバーンズレッドのコラボ「エンジェルビーツ」のイベントストーリーで補完される形になります。
心のよりどころでもあった岩沢の卒業を手伝ったひさ子。
彼女がどんな気持ちで死後の世界を過ごしていたのか、ゆりには知る由もありません。
月歌はそんなひさ子の心に踏み込むことを「任せろ」とゆりに伝えました。
②渕田ひさ子の壮絶な過去
翌日。
教室で一夜を明かしたメンバーは朝食をとるため購買部に向かい、総菜パンを確保します。
パンを食べ終えた一同は先日同様にリレーポエムやホッケーをして遊びます。
お昼。
お腹のすいたメンバーは購買部に向かいます。
購買部に向かう途中、廊下に「謎の言葉が書かれた紙片」が落ちていました。その言葉はなにかの詩のようでした。
月歌達はただのゴミと思ったのですが、紙片に書かれている言葉、詩を読んだひさ子の様子が変わります。どうやらこの詩の表現に見覚えがあるようです。
購買部までの道すがら、落ちている紙片はすべて回収しました。
ひさ子は全ての詩を読みます。
「そんなことあるわけがない」そう呟いたひさ子は「何でもなかった」とみんなに伝えます。
明らかに様子がおかしかったのですがみんなはあえて何も言いませんでした。
購買部にはお弁当が並んでいました。
死後の世界のシステム?みたいなもので食べ物は永久的に生まれるみたいです。
昼食後、月歌はおもむろに「ひさ子の話が聞きたい」と言い出します。
ゆりも「ここは次の生に向かうための場所で、今回はひさ子の番だ」と言いました。
ひさ子は乗り気ではないものの、月歌のお願いを断ることはできないようで、「湿っぽい話」と前置きしたうえで自分の過去について語り出します。
中学を卒業したひさ子は高いレベルのバンドを組むために上京し、都会の高校に通います。
上京してからはライブハウスを転々とする毎日でした。
バンドも「このバンドなら売れる!」というものが見つからず、組んでは抜けてを繰り返します。
そんな時にいつもお世話になっていたライブハウスのオーナーからとあるバンドを紹介されます。
それは「汚れた血」というバンドでした。
ギターなどは凄く地味な演奏だったものの、ボーカルは今まで見たどんなボーカルよりもカリスマ性があり、そして際立っていました。
本名かどうかはわかりませんが、名前は「斬埼」と言うそうです。
「この世界のすべてを憎むような詩」を歌う斬埼は、まるで命を削って歌っているかのようで、その姿にひさ子は惹きつけられます。
ひさ子は直感的に「私がギターを担当すれば完成する」と確信します。
彼と組めば絶対に売れるバンドになれると思ったのです。
さっそくひさ子は斬埼のバンドに入りセッションをします。
ひさ子の演奏で歌った斬埼は「あんた最高にイカすよ。」とひさ子を褒めます。
そこからはとんとん拍子にバンドが売れていきます。
もともと斬埼はレコード会社と契約していた注目のボーカルだったのですが、ひさ子にも高2の時にレコード会社から声がかかります。
そして「汚れた血」のメジャーデビューもすぐに決まってしまったのです。
そんな時にある事件が起きます。
メジャーデビューに向けてファーストアルバムを制作している時、マネージャーに急な仕事が入ります。
仕方なく、いつもはマネージャーの仕事でもある「斬埼の迎え」にひさ子が向かいます。
しかし部屋のインターホンを何回押しても斬埼は出てきません。
管理人を読んで部屋に入ると…。
斬埼は浴室でリストカットをしていました。
ここで斬埼に「自傷癖」があることが判明します。
斬埼は生まれつき「痛みを感じない体質」とのことでした。
父は事業で失敗して失踪、母は斬埼が幼い頃に自殺したそうです。
その頃から斬埼は詩を書くようになります。
その後も斬埼に関わる人間はみんな、最後には斬埼から逃げていきました。
この世を憎む斬埼は天涯孤独だったのです。
ひさ子が斬埼の自傷癖に気づいたころ、マネージャーは仕事を辞めてしまいます。
そして、ひさ子は知らず知らずのうちに「斬埼の面倒見係」になっていました。正確には押し付けられた、という表現が正しいのかもしれません。
そんなひさ子に「今度はあんたが僕をこの世界に繋ぎとめてくれるのかい」と斬埼は言います。
ひさ子が面倒を見ないと斬埼は「いつでも死ぬ」という意味でもありました。
そこからひさ子の地獄が始まります。
四六時中、斬埼の面倒を見なくてはいけなくなったひさ子は、メジャーデビューにも追われ、ついには高校を中退します。
また、レコード会社の計らいなのか、斬埼の住むマンションの「隣の部屋」が与えられます。これでいつでも斬埼の面倒を見られるように、という意味だったのかもしれません。
斬埼はそのカリスマ性、ビジュアルから多くの女性ファンがいました。
それを知っていたひさ子は女性ファンに配慮しつつ介護生活を続けていましたが…斬埼とひさ子がいつも一緒にいることはすぐにバレてしまいます。
ネットは炎上し、ライブでは物が投げられるようになります。
家族が見に来たライブでも同様に物を投げられました。
しかし斬埼がひさ子を助けるはずもなく…ステージの上ではひさ子はただの嫌われものでした。
それを見かねた両親は「地元に帰っておいで」と優しい言葉をかけます。
ひさ子もその言葉に揺らぎますが…「自分がいなくなったら斬埼は死ぬ」ということを考えると全てを捨てて帰ることができなかったのです。
そんな状況でも周りは止まってくれません。
「汚れた血」のブレイクは秒読み段階に入っていました。
「汚れた血」のアルバムがリリースされる直前のある日。
それは唐突に起きました。
ひさ子の実家に火がつけられたのです。
斬埼の盲目的なファンによる放火事件。
この事件でひさ子の心が完全に折れてしまったのでした。
ひさ子は何もかもを捨てて、地元の家族の元に帰ります。
「汚れた血」も斬埼も、メジャーデビューも何もかもを捨てて、です。
家を失った家族は「ひさ子のせいで放火にあった」のに、ひさ子を温かく迎えてくれました。
ひさ子が抜けた後も「汚れた血」のデビューは止まりませんでした。
ひさ子はテレビなどで「汚れた血」などを見かけないようにしていましたが、親戚の家にお世話になっていたこともあり、その家の子によって斬埼が出演していた生放送にチャンネルを変えられてしまいます。
久しぶりに見る斬埼はとても青白い顔をして、その顔には生気がありませんでした。
そして次にカメラが斬埼をとらえた瞬間…。
斬埼は生放送で自分のこめかみを銃で撃ちぬいたのです。
それは斬埼を見捨てて逃げた「自分への復讐」のようでした。
その光景を見たひさ子は精神疾患に陥り、それからは死ぬまでずっと入院生活だったとのことです。
死後の世界で岩沢とバンドをしていたひさ子。
ゆり達から見ても「普通の女の子」として見えていた彼女も
実はずっと精神を病んでおり「正常」ではなかったのです。
岩沢がいたからこそ「まともでいられた」とひさ子は話します。
とても壮絶な過去を持つ彼女でしたが、それでも「だからこそ(岩沢の生まれ変わりの)月歌とまた会えた」と話します。
あくまでも月歌を岩沢の生まれ変わりと信じる彼女に、月歌は「私は岩沢の生まれ変わりではないし、私では全然敵わない」と改めて否定します。
月歌にとって1番大切なのは「人類のために戦うこと」でした。
音楽は確かに好きでしたが、岩沢の音楽に対する気持ちには「ぜんぜん足りない」と思ったのです。
キャンサーと戦う世界で、月歌には音楽より大切なものがたくさんあったのかもしれません。
その話を聞いたひさ子は、
たしかに「岩沢なら例え世界が危なかったとしても、それでも音楽を優先するに違いない」と納得します。
でもだとしたら「自分がここにいる理由は?」とひさ子は考え込んでしまいます。
そんなひさ子に月歌は「今を楽しもう」とセッションに誘います。
ひさ子は迷いを断ち切るように月歌達と演奏を始めました。
演奏中、ひさ子は斬埼の幻覚をみます。
エンジェルビーツの「死後の世界」では岩沢の後ろにずっといた幻。
次は月歌の後ろにいました。
まるで「その場所は自分のものだ」と言わんばかりに。
斬埼の手が月歌の背中に伸び、徐々に月歌の中に溶けていきました。
ひさ子は嫌な予感がして咄嗟に「やめろおおお」と叫んでしまいます。
すると、、、ひさ子だけに見えるはずの幻「斬埼」がその場にいた皆に見えるようになります。斬埼は確かにこの世界に存在したのでした。
斬埼の話では「テレビで自殺した日」からこの世界にいたらしく、何度も何度も自殺を試みたものの、この世界では全部失敗に終わったみたいです。
死のうとしても死ねない。
そんな苦しみがずっと続くこの世界で、斬埼は長い月日を経てこうしてひさ子と再会できました。
斬埼は「今度こそ、僕と共に暮らそう」とひさ子に言います。
ひさ子は斬埼がいきなり目の前に現れたことでパニック状態になっていました。
そんなひさ子を見て「答えは明日、あの場所で待ってるから一人で来い」と言い残してその場を去ります。
③ひさ子VS斬埼!勝負は意外な結末に…。
翌日。
パニック状態に陥ったひさ子はあれから眠ってしまったようでした。
斬埼は「院内学級」にいることが予想されました。
ひさ子は自分がこの世界を去るためには「斬埼と決着をつける」ことが必要だと悟りますが、過去のトラウマもあり、その一歩が踏み出せませんでした。
月歌はそんなひさ子に「なんでも手伝う」と言いました。
「この世界で出会っただけの私になんでそんなにも付き合ってくれるんだ?」と尋ねるひさ子。
月歌が自分を手伝う理由なんて何もないし、自分の問題に巻き込むのを申し訳なく思っていたのかもしれません。
月歌は「ひさ子のギターで幸せになれたから」と答えます。
それを聞いたひさ子は岩沢を思い出します。かつて岩沢から言われた言葉を月歌が自分に言ってくれたからです。
ひさ子は月歌のこの言葉で斬埼と向き合う決意を固めます。
その後、ひさ子は月歌をお気に入りの場所「学習棟前の大階段」に誘います。
それは岩沢との思い出の場所でもありました。
ひさ子はどうしても月歌が岩沢と何の関係もない、とは思えませんでした。生まれ変わりでないとしてもどこかで繋がっているのではないか…。そう信じていたかったのかもしれません。
月歌は「ユッキーはいつも正しかった」と語り出します。
どんな時も31Aメンバーの和泉ユキは月歌に正しい結論を導いてくれました。
月歌はそんなユキを心の底から信頼しています。
ユキが「岩沢と月歌にはなんの相関性もない」と言えば、それこそが正しい答えだと信じているのです。
「最高の相棒さ」と語る月歌の、見たこともない笑顔を見て、ひさ子は少しだけ「惨めな気持ち」になります。
もしかしたらそれは失恋と似たような気持ちだったのかもしれません。
しかし、同時に「斬埼と対峙する」決意も固まります。
ひさ子は「斬埼に自殺するのを見せつけられて」精神疾患になり、それがトラウマになりました。
なので今回は斬埼に「ひさ子がこめかみを撃ち抜く瞬間を見せつける」ことで復讐することになります。
これはゆりの提案でしたが、この世界では死ぬことができないというルールがあり、それを上手く利用して過去の因縁を断ち切ろうとしたのです。
「ひとりで来い」と斬埼は言っていましたが、ひさ子達はみんなで院内学級に向かいます。
その後、院内学級に着いたメンバーの前に斬埼が現れます。
ひさ子はあの日、斬埼がテレビの向こうでやったように、自分のこめかみに銃を当てます。
斬埼はメスを自分の頸動脈に当てます。
ひさ子よりも先に自殺をしようとしたのです。
しかしこれは31Aの連携で阻止され、斬埼はつかさに、「ひさ子の自殺が良く見えるように」押さえられます。
あとはひさ子が引き金を引くだけでしたが、、、ここで斬埼が叫びます。
「母親ぐらいそばに居て欲しいと願ったひとが死ぬところを見たくない」。
斬埼の言葉にひさ子は動揺します。
斬埼にとって自分は「この世に縛り付けるための道具でしかない」、そう思われていると決めつけていたからです。
実は斬埼のマンションの隣に部屋を用意したのは斬埼本人でした。向こう10年分の印税を前借りしてひさ子のために部屋を用意したのです。
「あんた最高にイカすよ。」あの時の言葉こそが斬埼のひさ子への想いでした。
月歌や岩沢と同じように、斬埼もひさ子のギターが奏でる音、その音が大好きだったのです。不器用な伝え方だったかもしれませんが、ずっとそばに居て欲しかったのです。
「この世界で僕と永遠に過ごそう」という斬埼。
ひさ子はこめかみに当てていた銃をおろします。
そして「斬埼に足りなかったものは愛情」だと気づくのでした。
幼い頃に母親を失い、周りの誰も斬埼の傍にいることが耐えれませんでした。この世を憎むような詩を書き、命を削って歌うようなその姿は全て「愛情の渇望」だったのだとわかったのです。
斬埼にとって愛情は「この世で一番忌むべきもの」でした。
しかし心の奥底ではそれを求め続けていたのです。
ひさ子は斬埼の本名を聞きます。
すると「木崎久遠」と答えが返ってきました。
ひさ子はつかさに拘束を解くようにお願いします。
そして久遠に「今から二人で遊んで、眠くなったら一緒に眠ろう」と告げます。
それからは夜遅くまでずっとふたりはあやとりをしました。
久遠は糸一本でできるあやとりが好きなようで、ひさ子といろんな話をしながら穏やかな時間を過ごします。
遊び疲れた久遠は眠気を覚えます。
ひさ子はそんな久遠に膝枕をしてあげました。
「眠った後はどうなるのかな?」という久遠に、ひさ子は「次の生が始まる」と答えます。
それを聞いた久遠は「楽しみだなぁ…」と呟き、この世界から消えていくのでした。
ひさ子の愛情に触れることで久遠は「次の生に向けて」歩み出すことができたのでした。
久遠を見送ったひさ子の表情は晴れやかなものでした。
その後、ひさ子は夢を見ます。
目覚めたひさ子は「最後にもう一回ライブがしたい」と提案します。
もちろん、それを断るShe is Legendではありませんでした。
このイベントの感動・泣けるシーンはこちら
久遠が消えた後、ひさ子は夢を見ました。
それは岩沢の夢でした。
▼続きのストーリーはこちら
夢の回想が終わった時、このイベントの幕は閉じます。
✅今回のイベントの【正直な】感想
※以下、本イベントの個人的な感想になります。
岩沢キターーーーーー!!(笑)
やっぱエンジェルビーツといえば「岩沢まさみ」を挙げるひとも多いですよね!
はっきり言うと、ひさ子ストーリーがマジで胸が痛んだというか、軽く鬱になりました…。
でも!でもですよ!!
最後の最後に岩沢が突然現れて、すべてを浄化していきました!!!ww
岩沢の破壊力はんぱねえ…。
声優の沢城みゆきさん、、、イケボすぎてヤバいっす(´;ω;`)ウッ…
岩沢ありがとう…。
ひさ子についてですが、エンジェルビーツ本編の印象では
- サバサバしている
- 強運の持ち主
- 運動神経も良い
- かっこいい系女子
という感じでしたが、
本イベントではひさ子の「弱さ」や「恋する乙女」な側面なんかも垣間見ることができました。
ひさ子の岩沢や月歌を見る目がもう、、、乙女すぎるのよ(笑)かわいかった!
エンジェルビーツ本編ではひさ子を残して岩沢は卒業していきます。
岩沢が卒業したのはアニメを観ていたボクもキョトンとした記憶があります(笑)
勝手に満足して勝手に消えていく、まぁ、あの世界はそれで良いわけですが、なんとなくモヤっとしたんですね。
今回、コラボイベントでひさ子の夢に岩沢が出てきたときに、なんかエンジェルビーツ本編であの当時に感じたモヤっとした気持ちが晴れた気がしたんですね。
岩沢がひさ子を「待っていた」設定にしてくれたことに本当に感謝です。
本当の意味でひさ子が「次の生に向けて」この世界を卒業できたことが嬉しかったですね~。
ラストのシーンは号泣でした(笑)
久遠に関してはまったく感情移入ができずに理解するのが難しいキャラでした。
ん~ここは少しモヤモヤしますが、でも、それでいいのかな、なんて思っています。
大切なのは久遠も次の生に向けて歩みだせた、ということ。
岩沢もひさ子も同じで、次の生では久遠も含めて、みんな一緒に歌って演奏できるような、そんな幸せな世界もあったらいいな、、、と思いました。
最後に、、、本イベントでは岩沢がまじで神すぎた(笑)