30G部隊の『蔵里見』のイベント
はいども、こんにちはガッキーです(^^)/
本日はイベント『行動観察報告書 第1186号』について
・プレイ時間1500時間overのゲーム攻略実況者であり、
・歴代のKey作品をほとんど視聴&プレイしている熱狂的な鍵っ子のボクが
イベントのネタバレ振り返りや感想を紹介していきます!
『行動観察報告書 第1186号』公式PVはこちら
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「ネタバレ」ストーリー振り返り
今回は蔵里見のイベントとなっており、ナービィ化した彼女の目線で第三章を走馬灯のように振り返っていきます。
時系列はメインストーリー第三章のすぐ後となっています。
第三章のストーリーを知らないと本イベントはよくわからないと思いますのでここで1度第三章の記事を読んで思い出してみてください♪
↓
①第3章で死亡してナービィになった蔵里見
本イベントは七瀬七海が『ナービィ回帰後の自我及び記憶忘却状況の経過観察』という極秘文書を読むところから始まります。
『行動観察報告書 第1186号』となっていますが、この1186号というのが蔵里見の可能性があります。
※ここは予測ですので確かなものはありません。
報告書の内容はこんな感じです。
- 約4時間経過→まだ行動に個性がみられる
- 約8時間経過→興味を持つ対象が著しく減少するが名前には少し反応あり
- 約16時間経過→ヒトの意識が著しく希薄化→ここで観察を終える
ここで新たに分かったのは、ヒトナービィが死亡した後も16時間くらいまでの間は「記憶」が残っているということです。
②蔵里見の記憶:蔵里見「視点」の第三章
報告書のシーンが終わると「ナービィ化した蔵里見」の視点で記憶を遡っていきます。
ここでは第三章のストーリーを月歌視点でなく、蔵里見視点で見ていくことができました。
- 手塚司令官との約束
- 茅森月歌と和泉ユキの絆
- 30Gメンバーと過ごした訓練や作戦の日々
- 月城最中との記憶
③手塚司令官との約束
ここでは第三章メインストーリーでは知ることのできなかった蔵と手塚司令官とのやりとりを見ることができます。
どうやら蔵は手塚司令官に毎日のように付きまとってたみたいですね(笑)
月歌にも事あるごとに付きまとっていたので、ここら辺に蔵里見というキャラの性格が垣間見ることができました。
ではなぜ蔵は手塚司令官に付きまとっていたのかというと…
- 蔵「退役して稲作がしたいから土地をくれ」
- 手塚「ダメに決まってるでしょ」
- 蔵「そこをなんとか」
- 手塚「キャンサーに世界が滅ぼされかけているのにそんな場合じゃない」
- 蔵「じゃあ、キャンサーを滅ぼして平和にしてやるから、土地を用意して」
だいぶざっくりとですが、こんな感じのやり取りが回想されていました。
手塚が入浴してたり食事をしてたりする所にどこからともなく現れては土下座して頼みまくっていた蔵。
そしてついにその願いは叶います。
手塚が蔵の熱意に負ける形で軍の上層部に働きかけ「世界が平和になったのちに450ヘクタールの土地を与える」ということになりました。
蔵はとても喜びます。
※蔵が言うには「手塚司令官は普段はとても厳しい人だが、情に厚い一面もある」とのこと。
しかし、切ない部分でもあるのですがこの約束が交わされたのは第三章のDay20。
つまり、次の日のフラットハンド討伐作戦任務で蔵里見は戦死してしまうのです。
④思い出すのは30G部隊のメンバーとの日々
蔵里見の回想ではほとんどの部分が「30G部隊メンバーとの日々」でした。
蔵里見にとっての30G部隊というのが特別だったことが分かります。
しかし、イベントの最初の方では鮮明に覚えていた記憶も、進めていくうちに名前ややり取りをどんどん忘れていってしまいます。
それは、行動観察報告書の通りでした。
⑤蔵里見視点での主人公:茅森月歌
蔵の記憶には度々「本作の主人公」茅森月歌が出てきます。
出会ってから一緒に過ごした期間というのは30Gメンバーなどと比較しても圧倒的に少ないはずです。
最初は月歌を嫌っていた蔵ですが、月歌の人間性や31A部隊としての成果を見ていく中で認めざるを得ない存在になっていきます。
何といっても30G部隊の部隊長「あの白河ユイナ」が認める存在が月歌です。
そんな月歌と月城が内密に進めていた作戦。
危険が伴うし、何よりも「月城の性格」を知っている蔵は月城を守る意味でも阻止を計画します。
その後「月歌とユキの衝突」に付け込んでユキを懐柔しようとしますが失敗。
そして月歌とユキの「絆」を目の当たりにした蔵はここで
「危険は大いにあるが月城の内密で行っているであろう作戦に協力」する覚悟を決めるのでした。
※ここら辺の蔵の行動も第三章では見ることができませんでしたので、裏ストーリーとして楽しめると思います。
⑥最後に思い出すのは月城最中の笑顔
ナービィ化した蔵はどんどん記憶を失っていきます。
あらゆる人の名前を忘れていき、最後の方では自分の名前すら忘れてしまいます。
しかし、それでも月城最中の名前は最後の方まで覚えています。
蔵の大切な田んぼを守るために3日も寝ずに軍規違反に反してまでも行動してくれた月城。
懲罰として「1か月の風呂掃除」となりますが、文句を一切言わず懲罰を受ける月城に、
蔵は「私がいけないのに、あんたが罰を受ける必要はない」と諭します。
しかし、月城は掃除の手を緩めることなくただ、一言。
「お前の大事なものだったんだろう?」と言うのでした。
たったそれだけ(蔵にとっては重大な問題ですが)で軍規違反をしてでも蔵の田んぼを守ってくれた月城への想いは、最後の最後の瞬間まで消えることはありませんでした。
少しずつ薄れていく記憶の中で「必死にもがく蔵」でしたが、
月城の「あの日の大切な思い出」を思い出した蔵はそこで満足をして消えていきます。
大好きだった人に感謝の言葉を残して。
ここでイベントの幕は閉じます。
【感想はこちら】ただただ悲しいイベント…で終わらせないで!
実はここだけの話ですが、
本イベント「行動観察報告書 第1186号」は初見プレイ時はあまり好きじゃありませんでした。
なぜかというと…ただただ悲しかったからです。
蔵の悲しくて切ないストーリーに胸が痛かったんですね(´;ω;`)
そこから数カ月の期間を空けて2回目、3回目とプレイを重ねていくと…
最初に抱いた印象ががらりと変わっていきます。
そう、蔵里見は「救われていた」んですね。
そして最期は「満足」して消えていきます。
これは蔵里見の救われたお話なんだ!
そう考えることができるようになった時に、
本イベントがとても切ないものであると同時にボクにとってはとても大切なイベントになりました。
ヘブバンのストーリー的には、ナービィ化したセラフ隊員がどうなるのかがわかりましたし、
できることなら今までの戦死者達も心安らかに逝けたことを願っています。
ナービィに戻った時に見るのは大切な記憶
それにしても…最中がかっこよすぎません!?(笑)
決して口数も多くなく、蔵の田んぼを守るために誰にも何も言わずに3日も寝ずに…
そして懲罰も言い訳を一切せずに黙々こなす…。
「あの田んぼ…お前の大事なものだったのだろう?」
惚れてまうやろおおおおおおおお!!!!!(笑)
これは惚れますわw
蔵が最中にゾッコンだったのも納得です。
記憶が薄れて「自分が死んでいく」消えていくことにあがく蔵ですが、
1番大切な思い出を思い出して、最後は満足して消えていきましたね。
ボクはここに、現実を生きる我々への大切な教えというか、学びがあったんじゃないかなと思っています。
例えば明日、次の瞬間でもいいです。
自分が死ぬとします。
その時、蔵のように走馬灯を見るとして、皆さんはどんな場面を思い出しますか?
満足してあの世に旅立つことはできますか?
恥ずかしい話、ボクはそれほど鮮明に思い出せるような「大切な思い出」というのはほとんどないですし、到底満足して旅立つことはできないですね(;’∀’)
目まぐるしく変わっていく現代ですが、
自分の人生が「良い人生だった」と後悔なく言い切るためには、
例え他人から見たら些細なことでも…
自分にとってはかけがえのない「たった一つの思い出」とかが必要なんだと思います。
じゃあ、そういった思い出はどう作るんだ?という話ですが、
結局のところ自分たちにできるのは「日々をなんとなく過ごす」のではなく「日々を全力で過ごす」ことなんじゃないかあ~なんて思わされました。
麻枝さんが伝えたいメッセージとはかけ離れているかもしれませんが(笑)
もっともっとボクも全力で生きて蔵里見のように満足して旅立ちたいものです。
また、月城最中のように「だれかの大事なものを守る」ために、
時には行動に移すことも心掛けたいものです。
心に残った感動シーン
今回は最後の最後に蔵が思い出した大切な思い出です。
この最中の笑顔を見ると涙腺が崩壊してしまいますね(´;ω;`)ウッ…